国土交通省が車検証の電子化に関する報告書を公表

OSSの普及促進のために、電子化で大幅な業務効率化を狙う


自動車検査証の電子化に関する検討会報告書 P.28-P.29より

かわら版Vol.2でもご紹介しました車検証の電子化について、国土交通省は令和2年6月19日、検討会の報告書を発表しました。
⇒令和2年6月発表「自動車検査証の電子化に関する検討会 報告書

令和5年1月からの導入スケジュールはそのままに、新しいキーワードをご紹介します。

新しいキーワード

OSS手続き代行者

継続検査等の手続きを、自動車のユーザーに代わって行う指定整備事業者を指します。「OSS申請代理人」とは異なりますのでご注意ください。

記録等事務代行者

一定の要件(未確定)を満たした「OSS手続き代行者(指定整備事業者)」が、国からの委託を受けて継続検査等のOSS申請時の情報の記録と、検査標章の印刷・交付の事務(記録等事務)を実施する者。
個人情報の管理や、自動車検査証の不正利用防止が求められることから、印刷前の検査標管理などが監査の対象になります。

参考
Q. 自社が「記録等事務代行者」にならないで、最寄りの指定工場に依頼しても検査標章は発行されますか?
A.発行されません!
記録等事務の受託を受けていない指定工場が、受託を受けている近隣の指定工場へ記録等事務のみを委託するのはNG!と記載されています。

引用:自動車検査証が電子化された後においても当面は、上述の記録簿事務のみを依頼する場合は、認めないこととするのが適当である。(報告書P.10)

つまり、指定工場のOSS利用は必須!
さらに「記録等事務代行者」の責任も増えるので検査員様の業務効率化が重要なカギとなります



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