特定整備の準備、できてますか?
目次
エーミング作業の実例と基本料金を考える
●取材協力:鳥取県 指定整備工場(特定整備認証取得)
●作業車輌:日産ノートe-POWER
エーミング作業にかかった時間は?
作業手順
①ターゲットボードの設置+②車輌中心線の特定(約50分)
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③スキャンツール FAINESの情報を活用(約10分)
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作業合計で約60分となった
※当社測定値、作業環境により変動します。
メーカーによって車体中心線が違う
各メーカーにより中心線の特定方法が異なる
- 例)トヨタ:エンブレムの中心
- 日産:ホイールハウスの中心など・・etc
そのため合計時間や、作業人数も変わってきます。
今回の日産ノートについては、2名で作業を実施。
作業者(1級整備士)の感想
- 作業場は比較的狭い場所であり、正直エーミングができるのか不安だったが、意外と可能だった。
- エーミング作業までの準備(スキャンツール接続や、ターゲットボードの設置)に時間がかかった。
- ターゲットボードを設置する際、直線を出すのに水準器付きレーザー照射器を使用したので時間が短縮出来た。正確に実施するには必要と感じた。
今後の特定整備について:社長談
- 2024年の制度施行時には標準で実施できるよう、技術の向上、及び設備投資を適宜行いたい。
- 今後、エーミング作業はディーラーだけでは、まかなえないであろう。そのため今から準備をし、自社の強みとして、他社と差別化を図っていく材料にして行くべきだと思っている。
基本料金はどうやって算出する?
今回ご協力頂いた工場様は、エーミングの作業料金として【作業時間×レバレート×人数+設備償却】の計算式で料金を算出するとしています。
車両は2名作業が必要な為、2名の料金で算出されました。
※上記算出方法は今回の取材先工場様の事例となります。
対象車両増加 システム管理が必須!
自動ブレーキは来年11月の新車から義務化が始まります。搭載車両が普及すれば、ディーラーだけでの対応は困難、一般の整備工場にも大きなビジネスチャンスが訪れる⁈