ご存知ですか?「個人向けにも進む!OSS」~ナンバープレートの交換が次回の車検でもOK!とは?~
目次
個人によるOSS申請が前提。令和4年1月の運用開始を予定
<NEWS>
国土交通省は2021年5月、政府全体で推進している引越しに伴う手続きの負担軽減の一環として、個人がオンラインにより変更登録申請を行う場合、ナンバープレートの交換を次回の車検時まで猶予する特例を創設することとしました。
出展:国土交通省|オンライン申請により、引越し時のクルマの手続がより便利になります!
~ナンバープレートの交換が次回の車検時でも構いません~ https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001403890.pdf
■国土交通省は、個人のOSSの利用も加速へ!
自動車保有関係手続のワンストップサービス(OSS)は、自動車関係事業者向けのサービスにとどまりません。平成30年6月15日に閣議決定されている、政府のIT戦略 「未来投資戦略2018」において、「フラッグシップ・プロジェクト」と位置付けられ、「自動車保有関係手続に関するワンストップ化を充実・拡充するため、自動車検査証の電子化の推進、引越しワンストップサービス等との連携、軽自動車保有関係手続のワンストップ化に取り組む。」と明記されていました。
出展:首相官邸|未来投資戦略2018 https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/pdf/miraitousi2018_zentai.pdf
■自動車検査証も電子化、その次は?
「未来投資戦略2018」では、「DXが世界的に拡大する一方で、我が国の旧態依然としたアナログ型行政を転換」し、「世界最先端のデジタル社会の基盤を整備する。」と記載されています。おそらくは、紙の書類の電子化、例えば運転免許証などに始まり、それらの情報を連携させて、新たなユーザーメリットの提供、官公庁の大幅な省力化が同時進行で進むものと予測されます。例えば中古車流通市場が激変する可能性もあります。
既存の手数料収益が消滅する可能性も・・・
■既に個人が利用できるワンストップサービス
出展:国土交通省・自動車 く自動車保有関係手続のワンストップサービス>より抜粋:https://www.oss.mlit.go.jp/portal/index.html
■ポイント
OSSを活用した省力化は大前提、いち早い取組みを!
既存の収益源に依存せず、新たなサービス収益を模索
例)特定整備における「デジタル診断料金の設定」
車販に加えて「カーシェアリング事業」など