ご注意下さい!メール感染被害が急増中!~「Emotet(エモテット)」ウイルスへの感染を狙うメールの手口と対策~
中小企業が狙われています!もう対岸の火事ではありません。
2022年3月、経済産業省所轄のIPA(独立行政法人情報処理推進機構)は「Emotet(エモテット)」と呼ばれるウイルスへの感染を狙うメールについての相談増加、国内での感染被害拡大について注意喚起を行っています。過去にやり取りをした実在する相手の情報が流用され「正規のメールを装う」など巧妙な手口の攻撃メールが今後も出回り続ける可能性があります。
引用:IPAホームページより:https://www.ipa.go.jp/security/announce/20191202.html#L19
どんなメールが来る?
今までメールでやり取りをした事のある知人や、社内で実在する人物の名をかたり、取引先に送信したメールが丸ごと利用され、あたかも返信されてきたように見せかけて、ウイルス付き添付ファイルを開かせるなど・・etc
こんな被害が‼(以下IPAホームページより引用)
「ウイルスによってメールを盗み、そのメールの関係者にウイルスメールを送信。攻撃が成功したらそこからまたメールを盗み、そのメールの関係者を攻撃する」という手口を繰り返して、攻撃対象を拡大している様子が窺えます。
※2022年から再び被害が拡大しています
対策のポイントは?
送信者やアドレスの内容を確認
送信者名・送信元アドレス・本文中の連絡先メールアドレスなどに
おかしな点はないか?など、複合的に確認しましょう!
不審な点があれば、添付ファイルは開かない
マクロがあるExcelは、以下の様な警告が出ます。不審な送信元
から添付されたファイルの「コンテンツの有効化」等は危険です!
メールの「転送・返信」で相手に確認しない
怪しいと思ったメール・添付は先方に電話で確認してみましょう。
※メールの転送確認は被害を拡大させる恐れがあります。
もしも、ウイルスに感染してしまったら・・・
- 感染した端末のネットを遮断
- アカウントのパスワード変更
- 取引き先への注意喚起を行う
など、速やかな対応が必要です。
<ウイルスの届出・相談>
IPA:独立行政法人処理推進機構
<犯罪に該当する場合>
都道府県警察サイバー犯罪相談窓口
社内での情報共有セキュリティ教育も!