点検基準の項目削除・一部確認方法も変更に⁈~国交省がOBDの普及・車両構造の変化を踏まえ、パブリックコメントを実施~
OBD活用による新たな見直しは今後も引き続き検討されます。
国土交通省は3月、 「自動車の高度化に伴う安全確保策のあり方検討会」による中間とりまとめを公表、 車両の高度化に伴い 点検基準に関する2項目の削除、OBDを活用した確認方法を5項目へ導入し、今後も引き続き検討を進めるとしている。これらを踏まえ、 8月26日~9月26日まで行政情報サイトにてパブリックコメント(意見公募) が行われている。
(参考) e-Gov:意見募集の期間終了後、リンク先が変更になる場合があります。
案件番号: 155220922 で検索が可能です。
https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=155220922&Mode=0
点火系2項目(デスビ点検)がいよいよ削除に
現在は電子制御が主流であり、機械式制御の車両は減少、
機械式で必要とされた点検が、多くの車両で不要となる事
から「定期点検を行わなくてもよい」とする改正を行う
- 点火装置/点火時期
- ディストリビュータキャップの状態
※二輪車除く、機械式制御の車両は従来通り
OBDの活用等、新たに認められる⑤項目
- ①駐車ブレーキ機構:引きしろ
➡電動サイドブレーキ車は、OBD機能を使った確認可 - トランスミッション、トランスファ:オイル漏れ・量
➡レベルゲージ無しの場合はオイル漏れ確認のみでも可 - ④燃料蒸発ガス抑制装置:キャニスタの詰まり・損傷 / チェックバルブの機能
➡インタンク式の車両はメーカー指定の方法で確認 - タイヤ:空気圧
➡空気圧監視装置装備の車両はOBDを使った確認可
公布(予定)令和4年10月/施行:令和5年4月
※他の項目についても引き続き検討を進めるとしている
<報道発表資料:中間とりまとめの概要>
出典:国土交通省自動車局:https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001474173.pdf
EV普及に向け点検基準の見直しが加速します
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「デスビは今までも斜線〼引いてたから別に・・・」と思った方!注目すべきはOBDの活用を含め、今まで長い間変更されなかった基準の見直しが本格的に始まったという動きです。押し寄せる変化に準備は出来ていますか⁈