OBD 点検と OBD 検査、 正しく理解できていますか?
OBD 点検はすでに始まっています! 改正情報を今一度チェックしましょう
OBD 点検、 一部改正が発表
3月31日、 国土交通省にてOBD 点検に関する「自動車点検基準」、「自動車の点検及び整備に関する手引き」が一部改正され、公布と施行日程が変更されています。
以下、 国交省公式サイト(https://onl.bz/QzbVEuS) から引用
- 「自動車点検基準」 (昭和26年運輸省令第70号)の一部改正
自動車の定期点検項目のうち「点火時期」及び「ディストリビュータのキャップの状態」について、点検を行わなくともよいこととしました(ただし、 ディストリビュータを有する自動車及び二輪自動車については、今後も点検が必要)。 - 「自動車の点検及び整備に関する手引」 (平成19年国土交通省告示第317号)の一部改正
以下の5つの定期点検項目について、目視等により直接確認する従来の点検方法だけでなく、 OBD を活用した点検方法等も認めることとしました。
OBD 検査、まもなくプレ運用開始
OBD 検査と OBD 点検は違います!
上記に記載の通り、OBD点検はすでに始まっていますが、OBD 検査は2023年10月からプレ運用が開始されます。検査用スキャンツールについては、3月31日に発表され、日本自動車機械工具協会から型式一覧表が公開されました。詳細は機工協公式サイトhttps://onl.bz/wqhgtk8をご参照ください。プレ運用開始後の作業フローは下図のように変更されると考えられます。
システムとスキャンツールを用いた判定が必要になるため、10月からすぐに対応できるよう、事前に準備しておきましょう!
※OBD 検査についての詳細はOBD 検査ポータル(https://www.obd.naltec.go.jp/)をご参照ください