知っていれば再現できる!入庫を倍増させた実例をご紹介~ライバル店に先駆けて取り組むべき、費用対効果抜群の集客を増やす3つの施策~
皆さん、こんにちは、ブロードリーフの楠本です。今回のコラムでは、5月9日と10日に配信されたセミナーをご紹介する記事を作成いたしました。
このセミナーの目次は以下のようになっています。
■セミナー目次
第1部 講演者: 株式会社ブロードリーフ 楠本 祥雅
- 結論:競合の少ないうちにWebプロモーションを早期に取り組む理由
- Googleビジネスプロフィール活用の事例紹介
- Webプロモーションに必要な要素とは
- 継続的にお客様との関係を維持する方法とは
第2部 講演者: 株式会社トリニアス 井波 雅臣 氏
- 事例先への取り組みを紹介
- MEO対策サービスの紹介
1. 結論:競合の少ないうちにWebプロモーションを早期に取り組む理由
セミナーの最初にお話ししたのは、プロモーションの基本である「だれが」「何を」「どうやって」を皆様と共通認識するために、「魚釣り」を例にご説明しました。
魚釣りを例にすると、「誰に」は「どの魚群に」、「何を」は「釣りたい魚が好きな餌を」、「どうやって」は「最適な釣り竿と能力を使って」にあたります。この3つが揃っていないと、偶然数匹釣れても、一定量を継続して釣り上げることはできません。我々の商売も同じです。
「誰に」は「どのようなお客様に」
「何を」は「ターゲットのお客様のニーズにあう商品やサービスを」
「どうやって」は「お客様に見てもらえる最適な手法を使って」
そしてもう一つとても大切なことがあります。
釣りも同じなのですが、同じ釣りスポットに沢山の釣り人が多ければ、釣れる量が少なくなるのは道理です。沢山の競争相手の中で勝ち抜くには、それ相応の知識、ノウハウ、道具が必要になってきます。できれば、良い釣りスポットで、1人で釣りたいですよね。
これも我々にとって、とても参考になる事例です。
皆さんが店舗を構えているエリアをイメージして下さい。現実の世界では近隣に沢山の競合他社が存在しますが、デジタルの世界では、Webプロモーションに注力できていない事業者が多数あり、存在していないのと同等の状態なエリアがまだまだ沢山あります。競争優位を保持できるチャンスが存在します。
結論として、先行者メリットが存在します。既にWebプロモーションが活発に実施されている地域(特に都会)もあるとは思います。しかし、皆さんがご商売されている地域はどうでしょうか。ぜひ、調べてみて下さい。調べる方法は簡単です。自社を中心にしてGoogleMAPで自動車整備などで検索して見て下さい。マッピングされている自動車関連事業者は沢山ありますが、写真が壁であったり、情報が明らかに不足している事業者が多く、スマホで検索する大多数の消費者からは見えないのと同等です。
2. Googleビジネスプロフィール活用の事例紹介
それでは、具体的な事例としてGoogleMAPを使った新規集客の事例をご紹介します。
ご紹介する有限会社桑野自動車様は、徳島県阿南市で従業員5名で運営されている指定工場様です。少しでも新規客からの引き合いを増やしたいとの思いから、GoogleMAPを充実させて検索順位をあげ、問い合わせを増やす取り組み、MEO対策サービスに2023年8月ぐらいから取り組みました。
上記は、桑野自動車様のGoogleMAP、Googleビジネスプロフィールの画面です。「阿南 整備」で検索すると1番上に桑野自動車様が表示されます。スマホ画面とパソコン画面では実は表示される内容に違いがあり、スマホ画面の方が商品やサービスなどの情報を沢山掲載することができます。MAP上に意外と多くの整備工場が検索されていますが、自社の情報のメンテナンスがされていない工場が沢山あります。
愛車に対しての何某かの要望をもっているカーオーナーにとっては、比較対象にもなっていないのではないでしょうか。
今回の事例では効果測定ができています。
「表示回数」はGoogleMAPが表示されている回数で、対策後順調に伸びていることがわかります。「通話回数」はGoogleMAPを通して直接電話している回数が増加しています。「Webサイトのクリック数」は一旦増加していますが、85%に下がっており、非常に興味深い傾向を示しています。
当初は、購買行動プロセス通り、GoogleMAPでの情報で満足できず、もっと詳しい情報を求めてホームページへ移行するボタンのクリックが増加していますが、GoogleMAP内の情報が充実するにつれ、ホームページに確認に行かなくても、信頼できると判断し、直接電話していることを示しています。このように効果測定においては大変良好な結果となっています。
次に、実際の店舗でどのような効果を得たかを、桑野自動車様の岡山専務にインタビューしていますので紹介します。
岡山専務のコメント
●GoogleMAPの問合せが増えている実感があり、新規が確実に増加している。
●2024年3月のオイル交換入庫台数は37台で、前年の倍以上。
●オイル交換が安いという口コミが広がっており、さらにオイル交換入庫が増えている。
オイルを顧客囲い込みのツールと考えているので計画通り。
●2回オイル交換に入庫したお客様から車検入庫へつながった事例があった。
●MEO対策サービスへ点数をつけるなら100点中90点をつける。その理由は以下。
〇月に1回ZOOMによる打ち合わせで現状の報告と改善提案があること
〇他社の事例を調査し紹介してくれること
〇記事作成や口コミ返信まで全て代行してくれること
●月3万円の費用対効果は、新規増加分で十分にあり満足している。
3. Webプロモーションに必要な要素とは
次にWebプロモーションに必要な要素についてご説明します。
この図は、ある整備工場様のプロモーション施策をまとめたものです。先ほどもご紹介した「だれが」「何を」「どうやって」という基本的な考え方を基にして立案されています。
「車好きな若年・中年層の新規には、付加価値の高い商品やサービスをWebの様々なツールを使って発信しています。「情報のある見込客・既存客」には、自社の様々な情報を、Webツールはもちろん、従来のアナログツールをミックスして発信しています。また、高齢者を対象外にせず、定期的なイベントや清掃活動などで、FACE to FACEで認知を上げ、関係を構築する取り組みが実施されています。
この図を見ると、中々真似できない印象を持ってしまいますが、もう少しシンプルでわかりやすくしたものが下記図で、1から4へのステップで取り組んでいくイメージです。
「1 安心・安全を担保する整備技術力、接客力、営業力」や「2 地域との関係構築イベントの開催参加、清掃活動」は、従来から多くの整備工場で取り組まれていることです。「3 Webプロモーションと既存のプロモーションをミックスし自社情報を発信する」については、今回ご紹介した事例を含め、ノウハウは確立していますので、あとは実行の意思を固めるだけです。
一方、「4 デジタルマーケティングを実施し自社ターゲットに付加価値を発信する」については、付加価値商品の開発やターゲット層別の施策立案などの難易度が高いため、専門家の支援を得ることをお勧めします。
4. 継続的にお客様との関係を維持する方法とは
次にご紹介するのは、継続的にお客様との関係を維持する方法についてです。
皆さんのお客様には2種類のお客様がいると考えてみて下さい。
1つは「直ぐに対応したいお客様」で、「オイル交換をしたい」「バンパーキズを修理したい」「タイヤ交換の価格を知りたい」などが例です。もう1つは「急いでいないお客様」で、問題なく車を使用できているので整備工場は頭に浮かんでこないお客様です。この2つは、別のターゲットと考えてプロモーション方法を変えていく必要があります。
「直ぐに対応したいお客様」には、できるだけ早く必要な情報を集めて行動に移りたいので、GoogleMAPが最適なツールになります。近い店舗を検索でき、写真で確認し、口コミを参考にできるからです。店舗側も「直ぐに対応したいお客様」にアプローチできるツールであるGoogleビジネスプロフィールを充実させます。
それでは「急いでいないお客様」はどうでしょうか。実はこのようなお客様との関係を維持することが、もっとも重要です。そのためのツールとしては、LINE公式アカウントが最適で、日頃から友だち登録を増やす取り組みが欠かせません。困った時、必要になった時に、「検索をすっ飛ばして」一番最初に自社を思い出してもらわねければなりません。
しかし、「なるほど、GoogleMAPやLINEを使うのが有効なのは知っている。でも、自社には対応できる人材もいないし、本業が忙しく中々取り組めない。いったい誰がやるの?」という声が聞こえてくるようです。昨今人材不足は深刻で、Webプロモーションに長けた人材を確保することは更に難しいのではないでしょうか。
そんな時は、ブロードリーフにご相談下さい。自動車関連事業者向けのホームページ作成チームをご用意しています。Googleビジネスプロフィールの活用はMEO対策サービスの専門会社であるトリニアス様をご紹介致します。LINEに関しては当社営業がご支援致します。
ホームページ、GoogleMAP、LINE公式アカウントなどのプロモーション施策をトータルで設計することが大切です。取り組んでみたいと思われたお客様は、お気軽にブロードリーフにご相談ください。
以上、セミナー第1部の内容をご紹介しました。
もっと詳しく知りたい方や第2部のMEO対策サービスについて知りたい方は、以下のリンクから、セミナーのアーカイブ視聴をお申込み下さい。お申込みをして頂ければ、いつでもアーカイブ動画がご覧いただけます。